パーム油
[原料] - アブラヤシ
[最終製品] - チョコレート、ラクトアイス、カップ麺、マーガリン、洗剤、バイオディーゼル
パーム油 RBD Palm oil
パームステアリンとオレインの中間の温度で輸送されます。
パームステアリンRBD Palm Stearin
固まり易く、パーム製品の中では一番高温で輸送されます。
パームオレインRBD Palm Olein
固まりにくい為、輸送中の温度は低いです。
パーム核油RBD Palm Kernel Oil
脂肪酸Palm Fatty Acidbr
脂肪族アルコールFatty Alcohol
メチルエステル(FAME)
近年,自動車燃料の環境への負荷低減のため,バイオマス(生物資源)由来の物質を燃料として利用する取り組みが行なわれています。 この中で,食用油などをメチルエステル化した脂肪酸メチルエステル(FAME)はバイオディーゼル燃料(BDF)として注目されています。 このBDFは軽油と混合されて(BDF 混合軽油),一般のディーゼル車に使用されるようになっています。
パームオイルが原料になっているもの
なめらかな口どけ、クセのない味、そして常温では固体であると言った特性を持つパーム油は、チョコレートの原料の一部として使用されている場合もあります。
ファストフードや惣菜の揚げ油、パンやドーナツ、ポテトフライ、ケーキ、クッキー、カップ麺などに使われています。マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸の毒性に注目が集まる中、水素添加しなくとも半固形で無味無臭なため用途が広く、何より安価なパーム油の消費量は伸びています。
洗剤
洗剤には大きく分け天然油脂を原料とした石鹸と、石油由来のものを原料とした合成洗剤があります。
石鹸の製造には油脂(パーム油など)が使われ、パーム油にアルカリ(苛性ソーダ等)を加え加熱し生成した石鹸膠(せっけんにかわ:石鹸のもと)を塩析(塩水にて洗浄)し不純物等を取り除き石鹸にする製造方法や、パーム油を高圧分解窯で脂肪酸とグリセリンに分解し、取り出した脂肪酸に苛性ソーダを加え中和し石鹸にするといった方法などがあります。
上記のようにパームオイルは、ある一定温度で加熱しながらの輸送を求められるものが大半を占めています。そのため、輸送の際には荷主の要求に応じてヒーティングコイルで加熱しながら、貨物の温度を一定に保ちます。