安全への取り組み
当社グループは1996年以来ISMコードに準拠し、Safety Management System(SMS)を策定し、遵守し、常に改善しております。
ケミカルタンカーにおける貨物の取り扱いは、さまざまな事故や災害につながる可能性があります。したがって当社は高品質な船舶をそろえ、経験豊富で技術力の高い陸上監督と乗組員を保持することに重点を置いています。
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安全
安全は全てに優先するとの共通認識を持ち、ルールを尊守し事故・災害の防止に向けて予防安全を励行し、無事故・無災害での業務の遂行を目指します。
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品質
安全を基盤に、継続的改善を行い、顧客や社会の要求に応えられる高い品質の輸送サービスを提供します。
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健康
安全で衛生的な作業環境を実現し、船員や従業員の健康維持・増進に向けた環境整備と機会の提供に努めます。
高品質の設備と安全意識で
事故予防
安全運航をサポートする
陸上体制を整備
乗船前には、船長、1等航海士、機関長のブリーフィングを行い、安全運航について確認いたします。
陸上オペレーション部門や、船舶管理部門は、昼間はもちろん夜間緊急時にも本船をサポートできるよう、24時間体制でスタンバイしています。
定期的な訪船で、船体および機関の不具合のチェック、船員からヒアリング等を行い、必要に応じて対策を講じます。
的確な整備で、事故を未然に防止
エンジンの整備は、各機関の整備において一番重要です。腕のいい機関士が的確な整備を行っています。
入港前には荷役に関連する整備や準備を行います。スムーズな荷役には、定期的な点検、整備、準備がかかせません。
各整備はPlanned Maintenance System(PMS) によって管理されています。時期が来たら的確に整備・交換を実施できます。
定期ドックで隅々までチェック
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入渠時は船底をくまなくチェックできる唯一のチャンスです。洗浄し、徹底的にチェックし、再塗装を行います。
全てのカーゴタンクを監督の目でチェックします。クラックや錆がないかどうか、一つ一つ丁寧に確認します。
航海機器は安全航海に欠かせません。定期的な整備を行うことで、安心して広い海原、狭い海峡を航海することができます。
優れた乗組員の育成
船上での船員教育
必要に応じて、海務監督が訪船し、船内で臨時セミナーやトレーニングを行うこともあります。
早急な対応が必要な案件に対して、直ぐにアクションが起こせる体制を敷いています。陸上での船員教育
定期的に陸上セミナーを実施することで、船員のレベル向上や標準化に取り組んでいます。必要に応じて海務監督が訪船し、緊急セミナーを行うこともあります。経験の浅い訓練生はOJTとして本船に乗り込み、経験豊かな先輩から指導を受けることにより、安心してキャリアアップを図ることができる体制を構築しています。