ココナッツ油
[原料] - ココナッツ
[最終製品] - 洗剤、石鹸、ホイップクリーム、ラクトアイス、ココナッツオイル
ヤシ科の高木「ココヤシ」の果実「ココナッツ」から摂れる油脂。ヤシ油。
ココナッツオイルは酸化に強く安定的な飽和脂肪酸が90%以上と非常に多く含まれます。
また中鎖脂肪酸を多く含むためダイエット効果・コレステロール値の低下・免疫力向上・脳の活性化などに効果があると考えられています。
ココナッツオイルの用途としては約6割が洗剤・石鹸などの工業原料として、4割が食用として用いられます。
水素添加によりココアバターの代用、また乳脂肪に性質が近いためホイップクリームやコーヒーフレッシュ、ラクトアイスの原料などにも使われています。
中鎖脂肪酸含有率が高く消化・代謝され易いため、乳幼児食や病人食としても適しています。
ココナッツオイルの精製方法は大きく分けて化学製法とオーガニック製法の2つのパターンがあります。化学製法は化学物質を使用しココナッツオイルを製造します。
安価で質の良いオイルが作られる化学製法はココヤシ果実の種子から、圧搾または溶剤抽出により租製油をとりだし、さらに精製工程を経て製品化されます。
オーガニック製法で作られるココナッツオイルは、ヴァージンココナッツオイルと呼ばれます。低温で圧搾することで抽出されます。
自然に近い状態でオイルを作るため、新鮮さの確保、手間時間もかかる為大量に製造することができません。
この製法で作られたオイルには酵素などが残っており体に良い成分が豊富に含まれます。
そのため美容健康の用途としてボディークリームやマッサージオイル、化粧落としのクレンジング、フェイスケアなどに用いられ、人気と価格が高いオイルです。