苛性ソーダ
[原料] - 塩、エチレン
[最終製品] - 中和剤、高純度アルミニウム精製、石鹸
苛性ソーダは電解法と呼ばれる方法で精製されています。
電解法とは精製食塩水を電気分解し、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と塩素と水素を製造する方法です。(抽出された塩素はEDCの原料になります)
電解法には「イオン交換膜法」「隔膜法」「水銀法」の3つの方法があります。
現在、世界で生産される苛性ソーダのほとんどがイオン交換膜法で作られています。
工業
酸性の水溶液を中和するのにはアルカリ性の水溶液が必要となります。
苛性ソーダはアルカリの性質を持っており、工業廃水など酸性水溶液の中和剤(アルカリ性水溶液)として用いられることが多いです。
又、ボーキサイトからアルミニウムの原料であるアルミナを取り出すのにも使用されたり、石鹸の原料としても使用される等、工業用用途として幅広く使われています。